「世田谷区認知症とともに生きる希望条例」施行1周年(11/6)
公明党世田谷区議団として、認知症になっても安心して住み続けられるまちづくりを推進する為に条例化を提案し、「世田谷区認知症とともに生きる希望条例」が施行し1年が経過しました。
11/6(土)14:00-16:00、希望条例施行1周年を記念して開催されたシンポジウム”認知症体験者と語り合おう!!ともに生きる今と未来”〜いっしょにつくる希望のまち世田谷〜(日本大学文理学部センターホールにて)が開催され、高橋あきひこ区議、河村みどり区議と聴講させて頂きました。
第1部では、大熊 由紀子(認知症施策評価委員会 委員長)の総合司会で、認知症体験者である丹野 智文氏の基調講演が行われました。
第2部では、認知症体験者3名の方々が登壇され丹野 智文さんがコーディネーター役でパネルディスカッションが行われました。
第3部では、大熊 由紀子女史がコーディネーター役で、パネリストの方々との意見交換が活発に行われました。
基調講演を聴講し、特に印象に残ったことは、丹野さんが39歳で若年性認知症と診断されたあと、相談窓口の全ての人に介護の手続きやデイホームの案内をされたが、小さな子どもを育てあげるために「自分は、今までの生活をどのようにしたら続けられるかを知りたかった。」という言葉でした。
これまで多くの自治体で見られる条例は、医学モデルが多く、当事者本人(認知症体験者)の声が入っていない。
認知症体験者の意思決定や行動の自由が尊重され、生きがいや役割が奪われることが無いような条例が必要。
当事者の皆さま(認知症体験者)とともに考えることの大切さを実感したシンポジウムでした。
これからも一歩一歩着実に、認知症になっても安心して住み続けられるまちづくりに取り組んでまいります。
関係者の皆様大変ありがとうございました。