夏の視察研修報告 Part1
皆さまこんにちは!1か月振りにブログ更新となってしまいました。のぶ子は、6月の第2回世田谷区議会定例会以降の2か月間、各自治体の先進事例を学び、世田谷区政の改善につなげようと視察研修を重ねて来ました!、FBでは少しずつご紹介していましたが、チャレンジ日記への投稿できずにいましたので、多くの皆さまにはご報告が遅れてしまい大変に失礼いたしました。8月もあと10日余りとなり、8月末にかけてこの夏の視察研修の様子を、ポイントを絞ってご報告させて頂きたいと思いますのでよろしくお願いいたします! 7月19日に目黒区碑文谷に設置された東京都若年性認知症総合支援センターを視察させて頂きました。若年性認知症というのは、18歳から64歳までに発症した認知症性疾患(アルツハイマー病、脳血管型、前頭側頭型、レビー小体型など)を総称して言います。日本全体では、約4万人の方が罹患されていると言われているんですが、社会的な役割が大きい世代なので、特に働き盛りの男性の場合には、経済的問題が大きくなることや、家庭内の多くの役割と介護を配偶者が一人で負う為、老年期の認知症と比較すると介護負担が大きくなると言われています。
のぶ子が、視察の中で特に実感したことは、若年性認知症の症状をご本人やご家族、周囲の方々が気が付くまでには、症状が進んだ段階であることが多い為、早期に適切な診断・サポートにつながることが容易でないこと。また、症状が現れた段階で、相談窓口(現在、東京都の場合は、目黒区に設置された総合支援センター1カ所)の存在を知っていれば、その後の症状が進行する前に適切な支援に繋がり、コーディネーターの支援により職場環境の改善や就労継続への道筋もつくなど、その後の生活における不安をすこしでも軽くすることができることを実感しました。その上で大切なことは、居住している地域の受け皿作りを、いかに各自治体が若年性認知症の方々に寄り添いながら進めていけるかということ。更に、若年性認知症の方々が抱える不安には、社会保障(経済的援助)の手続きに関する助言など、ワンストップで支援してくれる若年性認知症支援コーディネータの役割は、大変重要です。東京都の支援センターのコーディネーターとの緊密な連携が重要であることがわかりました。世田谷区に、在住の方々が若年性認知症を発症したとしても、安心して相談ができる支援体制の構築をしっかり取り組むことが急務であることを今回の視察研修で学ばせて頂きました。