ジョブコーチの育成強化に感動!
<沖縄県那覇市就労サポートセンター・ミラソルを視察>
のぶ子は、5月8日(火)午前中の県立総合精神保健福祉センターの視察に続き
午後からは、那覇市にある障害者職業リハビリテーション事業所
就労サポートセンター・ミラソルへ視察に伺いました。
実は、このセンターへの視察は、
のぶ子にとって2度目。
一回目の時、丁度4年前の平成20年6月でした。
世田谷区にも、障害者の就労支援センター「すきっぷ」が
あるのですが、「すきっぶ」は知的障害者の方のみが対象であり
ミラソルは、3障害(知的・身体・精神)の方々を対象に行っていること。
また、当時は、わずか19坪の土地でプレハブの施設でありましたが
スキップ同様に、年間20名~25名の方が、一般就労につなげるという
大変に高い実績でした。
前回は、のぶ子1人で、那覇市を訪れ
1日かけてミラソルの就労支援プログラムに同行し勉強したことを踏まえ
平成20年第2回区議会定例会の一般質問で
ジョブコーチの育成に関して取り上げたんです。
当時保健福祉部長だった現・秋山副区長は
障害者就労への取り組みとジョブコーチの育成の重要性への認識について答弁。
<抜粋して紹介しますね>
◎秋山 保健福祉部長 障害者の就労支援とジョブコーチの育成についてでございます。
区では、これまでも障害者就労に力を入れ取り組んでまいりましたが、さらに推進するために、昨年度中に世田谷区就労支援センターすきっぷ、しごとねっとが中心となり、就労移行支援事業を実施予定の施設職員を対象に、就労支援に関する研修を十四回ほど実施いたしました。
こうした準備を経て、今年度は区内で事業所、分場を含めて十二施設で就労移行支援事業が行われ、障害者の就労を支援する基盤が拡充したところでございます。障害者就労を促進するには、基盤の拡充とともに、それぞれの施設職員の就労支援の力量を高めていかなければなりません。とりわけ障害者と企業を結びつけ、両者を支援していくジョブコーチの役割は重要です。
区では今年度、世田谷区就労支援センターと就労移行支援事業を行う施設とのネットワークづくりを進めながら、各施設のジョブコーチの育成、資質向上に取り組んでまいります。
今回、会派の杉田光信議員と福田妙美議員とのぶ子の3人で
視察に伺い、大変に驚いたことは、この4年間の経過の中で
当時、ジョブコーチは2名だったんですが
20代のジョブコーチを含め、倍増の4名に拡充。
また、就労支援センターも県内に拡充され
特別支援学校との連携も強化され、施設での抱え込みではなく
就職までの平均訓練期間が、この事業所スタートからの
6年間で、平均5.4カ月。
企業への就職が、132名。
と大変に高い実績をあげていました。
ジョブコーチや生活支援員が一体となった
職業訓練から就職後まで一貫したサービスの提供が
まさに、高い就職率と就職後の定着率につながっていると感じました。
世田谷区の福祉サービスが
抱え込みの福祉ではなく
障害者一人ひとりの夢の実現をサポートする
福祉サービスとなるようしっかり
この4年間の取り組みを検証しつつ
視察の成果を、区政につなげて行きたいと思います。