「財政学からの経営戦略」管理職研修
12月10日(水)14:00から開催された世田谷区管理職研修に市川区議、板井区議と岡本の3名で参加させて頂き、講演を受講させていただきました。税収入が大幅に落ち込む中、基礎的自治体である世田谷区がどのように予算編成をしていくのか、中長期的な視点で取り組むことの大切さを様々なデータを元に示唆に富んだ展開で進められた講演でした。ただ、前政権で取り上げてきた「地方分権」を、現政権では一言もふれず「地域主権」という言葉に置き換えており、その中身は、未だ判然としていないこと。さらに、「地方分権」と言われていた時の地方は、都道府県単位であり、市町村レベルまでは想定に入っていなかったこと。更には、世田谷区のように東京23区の特別区という括りの中にある基礎的自治体と全国の市町村では、その影響が更に違ってくるのでは等々、判然としないことが多すぎることが更に鮮明になった講演でした。どちらにしても、区民に直結した基礎的自治体であるという点が政策を決定する段階で、最も重要であることは当然のことなので、地方議員が、しっかりと現場に出向き、現場の声を聞き、そして世田谷区民にとって今何が必要かを常に考え、全ての予算編成に手を打っていくことが大切であると自負しておりますので、更に精進して参りたいと思います。