子どもの成長を一緒に見守る。世田谷区の「子ども医療費助成制度」制度とは?
子どもの育児や成長には様々な不安がつきものです。その不安の一つにお金の心配もあるかもしれません。
世田谷区では、子どもの健康保持と健やかな成長を願い、子どもの医療に関してさまざまな助成等を行っています。
今回は、0歳から15歳の子どもがいる方を対象に、世田谷区の「子ども医療費助成制度」を紹介します。
世田谷区の「子ども医療費助成制度」とは。
世田谷区の「子ども医療費助成制度」とは、0歳から15歳に到達後最初の年度末(3月31日)までの子どもの医療費の保険診療内の自己負担分を助成する制度です。
「子ども医療費助成制度」の内容と対象
「子ども医療費助成制度」は以下の2つにかかる医療費を助成してくれます。
- 健康保険診療の自己負担分
- 入院時の食事の自己負担分
※他の医療助成制度の対象となる疾病は、その制度が優先されます。
しかし申請すれば全ての子どもが助成を受けられる訳ではありません。
「子ども医療費助成制度」を受給するには、以下の要件を全て満たしている必要があります。
- 世田谷区内に住所があり、中学校3年生修了前(15歳に達した日以後最初の3月31日まで。4月1日生まれの方は前日の3月31日まで)であること
- 国民健康保険または社会保険(社会保険各法によるもの)に加入していること
- 「生活保護」や「児童福祉施設入所者」、「里子」の医療助成を受けていないこと
「子ども医療費助成制度」の申請から交付までの流れ
「子ども医療費助成制度」の申請から交付までの流れは以下のようになります。
- 「子ども医療費助成制度受給資格認定申請書」を記入する。
- 郵送または世田谷区役所の窓口で子ども育成推進課に申請を行う。
- 医療証もしくは認定通知書が交付される。
それぞれの流れを詳しく説明していきます。
「子ども医療費助成制度受給資格認定申請書」を記入する。
「子ども医療費助成制度受給資格認定申請書」に「保護者の住所について」、「申請する子どもについて」「保護者との同別居について」記載を行います。
詳しくは、下記のリンク先の2ページ目をご覧ください。
郵送または世田谷区役所の窓口で子ども育成推進課に申請を行う。
「子ども医療費助成制度受給資格認定申請書」を記入したら、郵送または窓口にて提出します。
郵送の場合には、子どもの健康保険証、もしくは加入予定の(父・母等の)健康保険証の内容が記載されていることを確認し、子ども育成推進課に提出を行います。
窓口の場合には、申請時に子どもの健康保険証、もしくは加入予定の(父・母等の)健康保険証を持参し、子ども育成推進課もしくは、各総合支社の生活支援課窓口にて申請を行います。出生直後の場合には、出生届出済みの記載のある母子手帳が必要になるので注意しましょう。
医療証もしくは認定通知書が交付される。
受給資格が認定されると子ども年齢に応じて医療証が交付され、子どもが加入している健康保険によっては、医療証ではなく「受給資格認定通知書」が交付されます。
医療証の種類と資格期間は以下の通りです。
種類 | 資格期間 |
---|---|
乳幼児医療証 | 出生~6歳到達後最初の3月31日まで |
子ども医療証 | 6歳到達後4月1日~15歳到達後最初の3月31日まで |
郵送で受け取る場合には、保護者の住所、もしくは保護者が区外住所の場合には子供の住所に郵送されます。
「子ども医療費助成制度」の助成の受け取り方
「子ども医療費助成制度」の助成の受け取り方法は大きく分けて3つあります。
- 医療証を取り扱っている医療機関等で受診するとき
- 医療証を取り扱わない医療機関等で受診するとき
- 入院した時の食事の自己負担分
医療証を取り扱っている医療機関等で受診する場合には、健康保険証と医療証を提示すると、健康保険適用の自己負担分を支払わずに受診することが出来ます。
ただし、健康保険適用外の医療費は、助成対象外になるので注意が必要です。
医療証を取り扱わない医療機関等で受診する際には、健康保険証を提示し自己負担分を支払いを行い、領収書を受け取ります。
また、入院した時の食事の自己負担分に関しては、医療証を取扱っている医療機関・取り扱っていない医療機関に関わらず支払いを行い、領収書を受け取ります。
支払った医療費(健康保険適用分・入院時の食事の自己負担分)について医療助成費の支給申請をすると、助成を受けることが出来ます。
その他、健康保険証を持参せずに全額自己負担した場合や、関節用装具、コルセットなどの補装具を作った場合、高額療養費に該当した場合の手続きについては、事前に子ども育成推進課に問い合わせを行うと、助成を受け取れる可能性があります。
「子ども医療費助成制度」の助成受け取りの注意事項
医療機関等で自己負担した場合には、下記の内容が記載された領収書を必ず受け取るようにしましょう。
レシートでは申請が行えない事に注意が必要です。
- 受診者氏名
- 入院・外来の別
- 領収額
- 保険診療点数
- 入院時食事療養費内訳
- 診療年月日
- 領収年月日
- 医療機関等の所在地・名称
- 領収印
最後に
「子ども医療費助成制度」の詳細や、関連資料のダウンロードは、世田谷区のホームページ「子ども医療費助成制度」にて確認する事が出来ます。
世田谷区では子どもの成長を一緒に見守る為に、「子ども医療費助成制度」以外にも様々な助成等を行っています。
少しでも不安を取り除く為にも、是非この制度を利用して頂けたらと思います。