「小さな声を聴く力」がまた一つ実現しました!(働き方改革&業務改善編)
のぶ子は、今年3月12日の予算特別委員会(福祉保健所管)で、
区内で商店を営む方々からのご相談を受け、その改善策について議会質問で取り上げ た結果、この間、区が区内事業者の方々の意見を集約した結果、この8月からその改善策が実現し、スタートしましたのでご報告します。
下記は、3月の予算特別委員会での質疑内容を抜粋してご報告
◆岡本のぶ子 委員 :業務改善という点で、世田谷区が業務改善をすることによって、区民の生活に対する影響というか効果という点でもまた次に質問させていただきますけれども、実はある商店街の中で、お豆腐屋さんとたまたまお話をする機会がありました。そのときに、そのお豆腐屋さんがちょっと相談してもいいと言われたのでお話を伺ったときに、実はそのお豆腐屋さんは、世田谷区の区立保育園、また私立保育園、認可保育園に食材を納入していると。だけれども、私立保育園のほうでは、全てその月末に納品したものの振り込みをしてくれるんだけれども、世田谷区の区立保育園は全部小切手になっていると。その小切手を切ってもらうのには時間指定があって、何時から何時までに行かないと判こをもらえないそうなんですね。ということがありまして、私はちょっと調べました。
その上で、今度、違う商店街のお魚屋さんに行って、区立保育園と私立保育園のそういう納品のことについて、ちょっと聞いてみました。そうしましたら、そのお魚屋さんも、いや大変なんだよという話が出ました。それは自分のお店のように小さなお魚屋さんは夫婦でやっているから、どちらかが指定の時間に行けないということが、例えば別の用事があって行けないときは、お店を閉めて行かなきゃいけないと。閉めて行って、受領書を例えば書いたときにも、ちょっと住所を間違えると、普通だったら訂正印を押せば済むところをもう一度書き直してくださいというふうに言われちゃうそうなんですね。大体それで二時間ぐらい時間を使っているので、いや岡本さん、それはちょっと実は本当に困っているんですよと。だけれども、皆さん、いい人柄なので、もしかしたら世田谷区のほうで月に一回は面談しましょうという思いで呼んでいるのかもしれない、それぐらいの気持ちで、ここ四十年以上、納品を続けているというお話がありました。
この件について、今どき、キャッシュレスの時代というふうに言われているのに、この小切手を切っているということなんですけれども、まずこういう納品業者さんが何社ぐらいあるのか教えてください。
◎後藤 保育課長 お問い合わせの事業者の数ですけれども、大体一園当たり十事業者程度ということで、実事業者としては、区内全体で百九十事業者ということで確認をしております。
◆岡本のぶ子 委員 今後、この業務改善というのであれば、こここそ、まずすぐにやるべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。
◎後藤 保育課長 お話しのとおり、今どき小切手かというようなお話があろうかと思います。小切手導入の当初、かなり前ですけれども、職員に確認しましたら昭和五十年ぐらいから小切手を導入しているということでございます。導入当時については、金融機関に持ち込むことで当時は素早く現金化できるメリットということがありました。また、各園での支払いが手続的に楽になるといったようなメリットも当時はございましたけれども、現行のところ、インターネットバンキングの普及だとか口座のほうを御自宅でもいつでも確認できるというような状況がございますので、また安全対策の面からも、時代にそぐわなくなってきているものというふうに考えております。
◆岡本のぶ子 委員 この表を今さら見せる必要もなかったんですけれども、区立保育園だけ五十園小切手で、あとは私立認可保育園百四十九園、区立小中学校全て振り込みになっていたという意味では、何か見落とされた化石のような取り組みだったという状況でございますので、業務改善を本当に真剣に考えるのであれば、業務改善チームを設置するまでもなく、まず自分自身の業務を見直すというところを早急に各所管やっていただくことが重要ではないかなと思います。
このシステムを振り込みに変えるのは、いつごろになりますか。
◎後藤 保育課長 現在、区立保育園では、効率化に向けまして、実はさまざまな業務のICT化に向けた準備を進めているところでございます。小切手から振り込みによる支払い方法の変更についても検討を今行っているところでございます。種々のいろいろと課題等を勘案して、解決の方向に向けて現在やっているところですので、来年度、早急に改善を図ってまいります。
◆岡本のぶ子 委員 早速、皆さんにお伝えしたいと思います。