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チャレンジ日記

ふるさと納税による減収対策を世田谷区へ提案!

こんにちは!

2月から3月に開催された第1回世田谷区議会定例会・平成29年予算特別委員会では、ふるさと納税による世田谷区の税収が平成28年度16億円減収となり、平成29年度は、更に拡大し30億円になる見込みを区が発表したことが大きな話題となりました。

実は、世田谷区でふるさと納税に参加された区民の人数は、

平成27年度6896人に対し平成28年度24345人と約3倍に増加!

ふるさと納税に依る減収は、

平成27年度¥261,456,000.-に対し平成28年度¥1,653,414,000.-と

約5倍に拡大!と看過できない状況になっているんです。

果たして、29年度の減収が区の見込んでいる30億円で止まるのか。。。甚だ疑問です。

東京都は、地方交付税の不交付団体なので、ふるさと納税による減収があったとしても、その分を国が地方交付税として補てんするという対象ではない為、このまま世田谷区の税収が、ふるさと納税に依る減収が拡大 すると、その分は、ストレートに区民の安心安全なまちづくりへの予算が減ることになり、その影響が懸念されているんです。

例えば、30億円の予算があれば、小学校1校を改築でき、保育園であれば5から6園新設できるので、その影響は多大です。

そこで、のぶ子は、予算特別委員会初日の総括質疑の場で公明党を代表して、保坂区長に直接、ふるさと納税対策について提案型の質問をさせて頂きましたので、ご報告しますね。

のぶ子→これと言った特産品が無い本区ですから、今更、返礼品合戦に参戦しても勝ち目はありません。世田谷総合戦略でも掲げられているように、ふるさとである世田谷区が、区民の皆さんにこよなく愛されるように、「住みたいまち世田谷」「住み続けたいまち世田谷」を実現するために、また、全国の皆さんにも愛されるまちになるように、ふるさと納税への対策を世田谷区の抱える課題解決の起爆剤に活用してはどうかと思うのです。

本区には、既に8つの基金がありますが、それらを含め、世田谷らしいふるさと納税の政策型・体験型アイテムを準備し、もっと区民がワクワクするような施策に打って出ることが必要ではないでしょうか?

①例えば、保育園待機児童が全国ワースト1を解消することを目的に保育施設の整備基金を創設し、ふるさと納税して下さった方に返礼品として親子で体験農園を楽しめる企画とか、子どもステーションやおでかけ広場の利用パスを進呈する。

②例えば、パラスポーツの振興を目的に、スポーツ施設整備基金を活用し、ふるさと納税をして下さった方に、返礼品として、健康寿命の延伸につながる246ハーフマラソン参加枠や区の総合運動場のジムやプールの利用パスを進呈する。

③例えば、芸術家の育成や文化施設の整備を目的に、文化・芸術振興基金を創設し、ふるさと納税をして下さった方に、返礼品として、多摩川花火大会の座席や400年続くボロ市の出店ブースの進呈や、ふじみ荘の無料宿泊券と世田谷美術館・文学館、シアタートリムなどを巡るフリーパス券を進呈する。

④例えば、食品ロス削減を促進する食品ドライブを実施し、子ども食堂などに未使用食品を循環させることを目的に、地域コミュニティーの活性化基金を創設し、ふるさと 納税をして下さった方に、返礼品として、川場村区民健康村のペア無料宿泊券や、世田谷区商店街連合会のペアまちバル区内共通パス券などを進呈する。

①~④は、あくまでも「例えば」の話ですが、区の施策が全国に発信される良いきっかけになると考えます。今後、ふるさと納税対策本部に、民間のノウハウも入れながら、早急にふるさと納税対策に取り組むべきと考えます。区の見解を伺います。

答弁→世田谷区を応援していただくためには、世田谷の魅力を内外へ発信していくことが重要と考えております。ただ今、保育園待機児童、スポーツ振興、文化・芸術、地域コミュニティーなどの分野における体験型や政策提案型など、様々なご提案をいただいたところですが、ご提案も参考に、幅広い観点から世田谷の魅力を発信し、内外から世田谷に目を向けていただけるような取り組みにつきまして、民間のノウハウの活用も視野に、対策本部 全ての部長が参加しておりますので、対策本部を通じて全庁を挙げて検討していきたいと考えております。

のぶ子→区長!本部長としていかがでしょうか?私の提案は!!

保坂区長→ひとつひとつの提案、なるほどと思える提案がすごく多くてですね、世田谷区には、これと言って夕張メロンのような決定的な物が見当たらない。全国からみて、あるいは世田谷区民からみてもこういうことをしてみたい、こういう体験をやりたい、子育て支援、文化振興、合わせ技でメニューをつくると。いうことで、総力を挙げて、民間の知恵も必要ですし、若手職員のもっともっと柔らかい頭で提案をしてもらって。早急に税源流出阻止と共に世田谷の魅力をアピールするという二つのことを同時にやったらどうだというご提案だったんで、大変素晴らしいものというふうに受け止めさせて、体制をネジを巻いて進めて参りたいと思います。」

 

ここまで、長々と読んで頂いてありがとうございました。

今後も、ふるさと納税による減収をプラスの発想で区が「住みたいまち」「住み続けたまち」に発展できるようその対策の実行を注視していきたいと思います。

 

 

 

 

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