兵庫県立芸術文化センター視察-区議団初日①-(8/5)
公明党世田谷区議団として、8月5日、6日の2日間、政務活動として3カ所視察をさせて頂きましたので、報告をさせて頂きます。
初日の8月5日は、早朝、東京を出発して11時から兵庫県の西宮市にある兵庫県立芸術文化センターを視察させて頂きました。

視察の目的は、阪神淡路大震災から10年目の2005年に震災からの創造的復興のシンボルとして「世界に開かれ地域に愛される劇場」を目指して来られた経緯とこの20年間の歩みを知ることで、世田谷区には未だ無い、芸術文化の拠点設置に活かしたいとの思いからです。
当時行政側の生活文化行政の新規プロジェクトを手掛けられた元当センターの副館長を務められた藤村順一氏に視察をお受け入れ頂いたことで、その目的を果たすことができました。その一端をご報告いたします。

20年以上前は、震災からの復旧復興の道半ばであり、200億円(当時)という巨額の予算を芸術文化に投じて良いのかとの葛藤があったそうです、そうした中で、県民アンケートを実施し、多くの県民の皆さまより「芸術文化ホールの設置を希望する」との声が寄せられたことが設置実現への大きな後押しになったこと。以来に20年間、「挑戦する劇場」として世界に開かれ地域に愛される劇場として、また、年間300日以上を超える施設利用があり、年間30億円を超える経営規模を誇り、「奇跡のホール」と言われ続けています。

実際、現場を訪れ、様々なエピソードをお聴きする中で、感動したのは、地域に愛される劇場としての20年間の歩みでした。気になる維持運営経費についても、大、中、小のホールは全てネーミングライツで収入を得ており、更に、演奏会や芸術鑑賞のチケットも県民の方々が率先して購入して下さるなど、芸術文化ホールを運営面からも支える仕組みができていることも大変大きいことが分かりました。

視察当日は、嬉しいことに設計・建築段階から約25年間芸術文化センターの運営に携われてきた元副館長の藤村順一氏より、「芸術文化センターの歩み」をお聴きすることができました。

更に、当センターの芸術監督でもあり、芸術文化センター管弦楽団の指揮者でもある佐渡裕氏のご配慮で、8月7,8,9日に170回定期演奏会が開催される兵庫芸術文化センター管弦楽団のリハーサルも、ホール内で観賞させて頂くことができ、2000名が入る大ホールの音響などを体感させて頂くことができました。

人口931,820人(2026年8月現在)の世田谷区において、芸術・文化拠点が少ないことが大きな課題と感じており、これまでも多くの区民の方からご要望を頂いてまいりました。
そこで、本庁舎の建て替え計画の中で、浮上した世田谷区民会館(イーグレットホール)の改修工事にあたっては、少しでも音響効果が良くなるような設計を議会質問を通して訴え、改善を図ってまいりました。本物の芸術を身近な場所で楽しめる拠点の創出が必要であることは、現時点でも変わりませんので、今回の視察を通して学ばせて頂いた手法を世田谷区の行政とも共有して、参りたいと思います。
視察の受け入れをご準備いただきました藤村様を始め、佐渡裕様、関係者の皆さまに心より感謝申し上げます。